膠原病・リウマチと妊娠出産|大阪府高槻市で内科をお探しの方は【ゆりfemina内科クリニック】まで
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膠原病でも、
妊娠・出産できるの?
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群等の膠原病疾患をお持ちの方でも、適切な準備と管理により妊娠・出産をめざすことが可能です。
膠原病は免疫の異常によって起こる病気であり、妊娠に伴う体の変化として、病気の状態や赤ちゃんの発育、妊娠合併症に影響する可能性があります。
そのため、現在では「計画的に妊娠すること(プレコンセプションケア)」がとても重要と考えられています。また、パートナーやご家族の理解も大変重要です。
当院院長はこれまで大学病院で300例を超える膠原病疾患女性の妊娠・出産をサポート・診療して参りました。当院では産婦人科と連携しながら妊娠前・妊娠中・出産後(授乳期〜次の妊娠計画まで)まで、一貫した内科的サポートを行います。
膠原病の主な疾患と妊娠
関節リウマチと妊娠
関節リウマチ(RA)は免疫の異常により関節に炎症が起こる病気で、30〜50代の女性に多くみられます。妊娠中は免疫の変化により症状が改善する方、変化がない方、悪化する方など、個人差があります。
妊娠前の病気の活動性が高い場合には、妊娠しにくい・妊娠中の関節炎の悪化などが起こることがあります。現在では、一部の免疫抑制剤や生物学的製剤などを必要に応じて妊娠中でも使用が容認される薬剤があります。
一方で、メトトレキサートやJAK阻害薬など、赤ちゃんへの影響が出るため妊娠中に使用できない薬剤もあり、妊娠前に治療内容を調整することが重要です。
また、関節リウマチでは出産後3〜6か月に症状が悪化することが多いため、妊娠前から、妊娠中、産後も含めた治療計画が必要です。
全身性エリテマトーデス(SLE)と妊娠
SLEは免疫の異常によって全身に炎症が起こる自己免疫疾患で、20〜40代の女性に多くみられます。SLEの患者さまが妊娠するためには十分な計画が必要ですが、病気が安定している状態で妊娠すれば、多くの方が無事に出産されています。
しかし妊娠中は、女性ホルモンの変化や母体血液量の増加、免疫機能の変化などにより、病気の再燃や妊娠合併症が起こることがあります。
SLE妊娠では、流産や早産(妊娠37週未満での分娩)、胎児発育不全(赤ちゃんが大きく育たない)、妊娠高血圧症候群などに注意が必要です。
そのため、妊娠前に十分に病気を安定させ、腎臓など重要臓器に合併症がないかを確認することや、妊娠に影響のある自己抗体を検査し適切に対応する、妊娠中に使用可能な薬剤へ調整することなどが重要です。
現在ではヒドロキシクロロキンや副腎皮質ステロイド、一部の免疫抑制剤などを使用しながら妊娠管理を行うことができます。
出産後は病気が再燃することがあるため、産後も継続したフォローが必要です。
また、長期的に内服している副腎皮質ステロイド剤の影響もあり、産後に骨密度が低下することもわかってきています。妊娠前からの骨粗鬆症のケアも重要な問題です。
妊娠に影響する自己抗体
膠原病の患者さまでは、
妊娠前に血液検査で評価することが重要です。
抗SS-A抗体
抗SS-A抗体は、シェーグレン症候群やSLE、関節リウマチなどで認められることがあります。
妊娠すると抗体が胎盤を通して赤ちゃんに移行することがあり、ごくまれに新生児ループス(自然に軽快する一過性の赤ちゃんの皮膚の発疹や血液検査異常)、先天性心ブロック(胎児の不整脈)などが起こることがあります。
先天性心ブロックは、胎児の心臓の電気信号がうまく伝わらなくなることで起こる胎児の不整脈です。抗SS-A抗体がある場合、胎児の心臓に炎症が起こることで発症することがあります。ただし、先天性心ブロックは非常にまれな合併症であり、抗SS-A抗体陽性妊娠のほとんどでは発生しません。抗SS-A抗体がある場合、必要に応じて産婦人科、小児科と連携して妊娠管理を行います。
抗リン脂質抗体症候群(APS)
抗リン脂質抗体症候群は、血液が固まりやすくなる自己免疫疾患です。全身性エリテマトーデス(SLE)の患者さまでは、30%程度に認められるとされています。非妊娠時は動脈・静脈血栓症を引き起こすことが知られています。
妊娠においては習慣流産(不育症)や早産、胎児発育不全、妊娠高血圧症候群などの原因となることがあります。
現在では、低用量アスピリンやヘパリン治療などにより、妊娠継続率は70〜80%程度まで改善しています。
ただしAPSを合併した妊娠はハイリスク妊娠となるため、高次周産期医療センターの産科、内科(膠原病専門医)、新生児科が連携して管理することが重要です。
当院の母性内科外来
- 膠原病患者さまの
妊娠前相談(プレコンセプション ケア) - 妊娠中の膠原病管理
- 妊娠に関わる自己抗体や
甲状腺機能の評価 - 妊娠中に使用可能な
薬剤への調整 - 産科との連携診療
- 出産後の膠原病フォロー
当院の母性内科外来では、さまざまな相談や診察・治療を行っています。
院長は大学病院で長年母性内科外来を担当しており、膠原病をお持ちの女性の妊娠管理を専門的に行ってきました。ハイリスクと判断した場合には、大学病院などの高次医療機関と連携して診療を行います。
受診をおすすめする方
- 膠原病があり妊娠を
考えている - 現在の薬を飲みながら
妊娠できるか知りたい - 抗SS-A抗体や
抗リン脂質抗体などの 自己抗体を指摘された - 流産を繰り返している
- 膠原病と妊娠について相談できる
専門の外来を探している
